売春グループを率いるスケバン(早乙女宏美)により片目を潰されたサラリーマン(下元史朗)が、緊縛を駆使する仕置人へと変身を遂げる。春野妖鬼・著「地獄のローパー」を映像化している、新東宝配給のピンク映画。クレーン宙吊りこと「緊縛・SM・18才」は、本作の続編。
精神の解放と自尊心の向上が得られず、退廃的な生活を強いられている独身男が、SMクラブの扉を開く。そして、館主(池島ゆたか)の指導を受けて、真のサディストに大変身。ズベ公グループに対する、緊縛リベンジ劇を繰り広げていく。
前半部では、興味本位で足を踏み入れたSMクラブで、スポ根のようなトレーニング風景が展開される。脱糞プレイ時の「(そんな位置で見てると)ウンコ掛かりませんか?」「(あたりまえのように)掛かりますよ!」に大笑い。
やがて、主人公が調教師へと変身を遂げると、クールな縄捌きでスケバンを翻弄。ニューウェーブ系の緊縛女優(と筆者が勝手に思っている)、早乙女宏美が倉庫内での緊縛宙吊りを披露。ラストカット、「終」の代わりに映し出される「縄」で溜飲を下げる。