タキ

インフェルノのタキのネタバレレビュー・内容・結末

インフェルノ(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

一作目の「ダ・ヴィンチコード」ではレオナルド・ダ・ヴィンチ、二作目の「天使と悪魔」ではガリレオ・ガリレイ、三作目の本作「インフェルノ」ではダンテの『神曲』が謎解きに使われている。そもそも殺人ウィルスをばら撒くのが目的なのにあちこちにどこで撒くかのヒントを置いておく意味がよくわからない。ダンテの神曲にまつわる話もひとつもピンとくるものがなく、フィレンツェやヴェネツィアやイスタンブールの名所を旅情サスペンス並に連れ回される約2時間。誰がラングドン教授の味方かわからないというのが見所なんだろうけど、次々現れる人物の扱いがすべて雑。なんとかという便利屋みたいな会社のCEOシムズという人物が特によくわからない立ち位置で自らナイフを振るってオマール・シーを消しにくるというまさかの武闘派。総督って裏で糸引く偉い人だと思ってた。いつもはムリにロマンス入れ込んでこなくても〜と思うけど、今回はフタを開けてみるとラングドン教授のロマンスが1番の見所だったという…。無くした時計がミッキーマウスなのはギャップ萌えだったけど両親に貰った以外にもエリザベスとのエピソードもあればよかった。
それにしても盗んだダンテのデスマスクとマルタのIDカード、あんな返し方で大丈夫なのか。雑がすぎる。
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