かなり専門的な用語が乱発するため理解がワンテンポ遅れてストーリーが薄れてしまった印象。
事実を元にしているためストーリーの大きな路線変更はできないだろうが、勝ったのに代償がデカいというなんとも歯がゆいような終わりかたで物足りなさがあった。
文字でつらつらと説明して終わりってのもイマイチだったように思う。
しかし、専門用語の説明でショートコント的なのが入ったり、時代感を表すためにナレーションと共に数枚の写真を連続で出したりと映画っぽくなくTVノンフィクション作品っぽい要素の新鮮さを感じるところもあった。
内容は濃く重いけど映像作りが割とライトで上手いことバランスを取ろうとしたのかなと感じた。
まとめると、わかれば面白かったんだろうがその大事な部分がよくわからんから正直微妙だった。
村上春樹のIQ84からの引用があってちょっと嬉しくなった。