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殿、利息でござる!のoliveのレビュー・感想・評価

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)
4.2
ドタバタ喜劇、こてこてのコメディーかと思ってたら全く違っててちょっと泣けてとてもいい映画だった。
「俺達はお上に骨まで吸われて打ち捨てられる」という台詞は正に今庶民が実感していることだし自分の身かわいさに上を向いて仕事をする肝煎りに向かって「あんたはどっち向いて仕事してるんだ!」と吐く言葉は私達が官僚や政治家に投げたい言葉そのものだ。
でもその昔無私の人が現実にいた事、ひけらかさず密かに人々の為に生きた人がいた事にはほんとうに驚かされたし感動した。
(パソナの彼が中抜き守銭奴と言われているけど実は…、なぁんてことは絶対ないね)
ラストシーンはう〜んと唸ってしまった、あそことここは地続きなんだって実感した。
そしてそしてRCサクセションの主題歌、最高じゃないか。
政治家は外遊してないでこの映画をじっくり家で見てはどうか、ま、何も感じることは無いだろうけどともはや期待も信頼もないけど。
松田龍平のとぼけっぷりはやはり好きだ、堀部圭亮は最後までいい人だった(疑ってた)
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