あまりにもペシミスティック。生きることはアケルマンにとって、苦悩に満ちたジレンマなのじゃないかと思えてくる。『私、君、彼、彼女』でも描いていたように、男性が一方的に語り、それを主人公が受身に聞く構造…
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2022/10/30
宣伝のため各地を巡る映画監督。夜行列車の停止駅の青白いライトが美しい。1カット平均数分あるんじゃないかくらいの長回しが、人との出会いが多いほどに深ま…
【千年の孤独】
シャンタル・アケルマン監督がロードムービー仕立てで描いた1978年の作品。
〈あらすじ〉
映画監督のアンナは最新作のプロモーション活動のため、ヨーロッパ各国を巡る旅をしている。ド…
2024/2/25
最新作のプロモーションのため、ヨーロッパの都市を転々とする映画監督のアンナ。とはいえ、その最新作の断片が映されたり、イベントに出席しているアンナが描かれることはない。ほぼ設定とし…
終始一貫して静かで淡々としていたのがよかった。
アンナが母親に甘えたり、歌ったり、涙をみせたり、ときおり見せる人間らしさが愛らしく思えた。食欲が失せたと言ってレストランをあとにしたのがなんだか可笑し…
オーロール・クレマン、どこかで見たことあるなと思ったら『パリ、テキサス』のおばさんですか!! そうかそうか。万能な見た目してますね~。(私好みの女性という話じゃなくて)女優としていい。めっちゃ美人と…
>>続きを読むシャンタル・アケルマン監督作品鑑賞6本目
アケルマンによる美しきシンメトリー構図を堪能し、カメラワークを楽しむ作品。
映画監督のアンナが新作プロモーションのためにヨーロッパの都市を転々とする。…