インド映画といえば、２年ぐらい前に「きっと、うまくいく」を観て一気に印象が良くなった。社会問題を取り上げつつも、エンターテイメントとして完成されていて、さらに映像としても美しいという、充実した内容に感動した。この作品はそれを超える人気とのことで、同じような奥深さがあるのかな、と期待して観に来た。
そういう予想からするとちょっと異なるものだったのは間違いないかな。洋画でも割と定期的に作られる神話っぽい作りの大作モノ、最近のやつだと「キング・オブ・エジプト」みたいな完全にエンタメに振った内容。
ただそこはインド、ところどころ予想を覆す演出が入ったり、軽く踊り入ったりで、ハリウッドや中国の同じ系統の作品とはまた違ったテイストを持ってる。
はじめはちょっと期待外れかなーと思って粗捜しっぽく観ていたけど、途中からは内容に惹き込まれ、最終的には２時間半全くタイクツせず観終わった。そして、最後に大きな「ネタ」を残しつつ「後篇へ続く」。あー、そう言うことね。てゆうか前篇だけでも２本分観たような感じなんだけどね。
主人公のバカマッチョな感じとか、ヒロインのコスチューム変えるといきなり母性が全開になるとこ（でも個人的には戦闘服の方が好み）とかもいいけど、ライバルボスキャラが「キング・オブ・エジプト」のジェラルド・バトラーなみにカッコイイのが一番印象的。
まぁそんなこんなで値段分は楽しんだけど、最終的な評価は後篇に持ち越しってところかなー。
