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おとこのこのdarumaのレビュー・感想・評価

おとこのこ(2011年製作の映画)
3.9
ndjc、「エゴイスト」の松永大司監督。タイトルからもちょっとそれっぽい感じがありますが、もっとえげつないというか、刹那的。もともとそういう印象のある監督さんではあります。

しょっぱなから髪を切るシーン。
(なんかいつも他作品を持ち出すときに天音くんで申し訳ないのですが、)髪を切るシーンって、めちゃくちゃ難しいと思う…。天音くんが女優さんの地毛を切っちゃうシーンのある映画があるんですけど(超悪役!笑)、インタビューとか見てたら、もちろん切るのは一発本番だし、それは相手がたまたま女優さんだったので余計にかもしれませんが、スタイリストさんだったかマネージャーさんだったかに「絶対切りすぎないでください」と言われたって言ってたような…それくらい、髪は慎重になりますよね。外見変わっちゃうから。
それを中学生(かな?多分)にいきなりやらせてる監督、凄いと思う…

他にも、バイクが転倒したりとか、結構大掛かりなシーンがあります。
ちょっと凄いなと思った。

途中まではタイトルの「おとこのこ」が、(人対人の話で)性別とか関係ないよという意味なのかな?と思いましたが、そういう意味でもあるし、そうでない感じもする…結局行きつくところはそこなのかも、という気がする。男子はプライドがあって、見栄っ張り。そこがいい。で、ちょっとエロい。(笑)
(と解釈しましたが、違うかな?)
とりあえず、出てくる女子はうざかった(笑)

主演は清水尚弥さん。清水尋也くんのお兄さんですね。
お友達の方が結構よかったんですが、吉原拓弥さん、初めてお名前知りました。今はもう活動されていない方かな?

内田慈さんが出ていてテンション上がりました!大好き。
(ほんと私ndjcと相性良いかも…違)

しかしこれで子役メインの作品何作目…?
ndjcは子役(もしくは青年)を使う縛りでもあるの…?
私がたまたま観た作品がそうだっただけかな?
監督が若手だから題材が若くなるというのはあるかなとは思います。

いじめの話なので、観るのにちょっと心構えが必要かもしれないです。
(私は個人的に胃がむかむかしてくる系でした…苦笑)
でも、ラストは吹っ切れていて、劇伴もいい感じでよかった。
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