しゅんろっく

レディ・プレイヤー1のしゅんろっくのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.0
アマプラで鑑賞。初見。スピルバーグ作品の中でもかなりの高レベルで突っ込みどころ満載だが、その分(?)良い意味でクレイジーな作品で大変楽しんだ。評判が悪かったので避けてたけど、早く観ればよかった。
IT長者の支配が進んだディストピアというまさに近いうちに現実化するであろう近未来を舞台とした、アバターとして出会った若い男女の冒険譚、というと面白くも何ともなさそう。しかし、そんなことはどうでもよく、これでもかと畳み掛けるアクションやサブカル&映画ネタ、豪華絢爛なCG&アニメ&実写を融合させた表現(アニマトリックス?)、安定の素晴らしい美術や撮影などを観ているだけで、一気に持っていかれてしまう。監督がめちゃくちゃ楽しんで作っていることが、びしびし伝わってきた。映画とはこういうものだ、と言わんばかり。
俳優だと、大好きな「カードカウンター」の子分役のタイ・シェリダンと、同じく大好きな「マスター・オブ・ゼロ」のデニース役のリナ・ウェイスが重要な役で出ており、「おっ」となった。
BLACK HOLEのみなさんが「アルテミスの正体は社会に適応できないオタクのおっさんでないと、そもそもの話しが成り立たない」旨の発言をしていたが、ここは一番の突っ込みどころだと自分も思った。