余りにも壮大過ぎるダークファンタジーは二人の名キャストもあって想像以上に楽しめた。
流石マシュー・マコノヒー！本作では最高にダークでクールなウォルターと言う悪役だが、余りにもハマっていて惚れ惚れするものが。更にイドリス・エルバがアーサー王の末裔のローランドとしての設定が余りに渋くてカッコ良く、とても堂に入ってて好感が持てた。
地球や宇宙だけでは無く、異世界まで支えバランスを保っている巨大なタワーを破壊しようとするウォルターと、アーサー王の末裔で塔の守護者ローランドとの争いは、壮大過ぎて多少消化しきれない部分もあったが、精神世界まで操る戦いは奇想天外で楽しめた。更に塔を破壊する為のキーマンの少年ジェイクを絡めた展開は、残酷な部分もあり、尚更世界観に引き込まれるものが。
スティーブン・キング作品らしい綺麗なままで終わらない残酷さも感じたが、全体的に言葉足らず的な部分もあり少し残念だった。90分位で見やすいかもしれないが、それが逆に仇にも感じた。
