かつての工業地域に住む青年ルカは、仮釈放中でやることもなく毎日街をうろついてばかり。 仕事も目標もなく鬱屈した日々の中で唯一発散できるのは、地元のサッカーチームを仲間と応援しては騒ぐこと。 ある日、自宅を訪問した社会福祉士によって、ルカは家族の秘密を知る。コソボ紛争で失踪したと思われていた父が生きているというのだ。しかし、母はその事実をひた隠しにしていた。しばらくして首都ベオグラードでコソボ独立反対のデモに参加したルカは、帰り道に父と再会することになりー。
1965 年、ロンドン。広告代理店のメッセンジャーとして働くジミーは、今夜もクラブでどんちゃん騒ぎ。両親はガミガミうるさいし仕事だって大して面白くないけど、ドラッグキ メて仲間とつるんでれ…
>>続きを読む地元サッカーチームに全てをささげてきた過激派サポーターも今や中年。人生の選択を振り返り、過去のしがらみに葛藤する中、1人の若いメンバーと心を通わせる。
母親を1年前に亡くした19歳のカーティは下級公務員として働きながら、郊外の中産階級の家庭で悲しみにくれる父、そして血気盛んな妹モリーと暮らしていた。収入のすべてはクラブ遊び、レコード、サッ…
>>続きを読むバルカン半島の隣り合う村を舞台に展開する3つの愛の物語。1991年のクロアチア紛争の時代を皮切りに、2001年、2011年と10年おきに設定を変え、地域に根深く染み付いた民族間の憎しみの感…
>>続きを読む閉塞感に包まれた下関のディープタウンで生まれ育った中卒フリーターのグー。誰ともつるまず、一匹狼として生きてきた彼であったが、後輩の辰とマサルが敵対関係にある高校生の家を襲撃したことをきっか…
>>続きを読む新聞販売所で下宿をする予備校生の19歳の青年が、日々の配達先で知る各家々の家庭構成、性格など書き止め、×印を付け、自分だけの地図を書き始める。見下されながらも見下しているような捻じれた自尊…
>>続きを読むインドのカシミール地方で暮らす青年・グルザールは、親友・アフザルと共に都会へ旅立とうと決意。だが、イスラム教徒のデモが過激派したことで足止めを食った2人は、ダル湖の汚染調査のためにアメリカ…
>>続きを読む1987年の田舎町。中学生のタカシは、ずっと家でうじうじしている父親(光石研)がカッコ悪くて嫌いだ。今日も婚約者を連れて帰って来た姉に対して情けない態度で見ていられない。町を歩いてるとすぐ…
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