『スイス・アーミー・マン』
これは自分が出会うべき見るべき映画だった!と思う人と、全然わからない人といると思う。
メタファーを深読みしながら見ると、よりダニエルズ監督たちの優しさとユーモアが響くかも。
(もちろんそのまま見ても全然OKだと思います)
なんせキーがおなら!
他、小学生のような下ネタがガンガン出てきます(笑)
でもそのおなら(他略)に込められた、愛情と真っ直ぐな心!
メニーとハンク、ふたりきりのサバイバルDIY生活の、なんともいえない、きらめきと切なさ。
手探りで心を縒り合わせていく大切なプロセスを、大の男ふたりというビジュアルにも拘わらず、なんとも可愛らしく、丁寧に、描いてくれてます。
どうなっていくのか、いつの間にか、ぐいぐい釣込まれてしまいます。
「ダニエル・ラドクリフの死体」というポップでキャッチーかつ十徳ナイフという、設定モリモリの絵面と動きと、斜め上な台詞も堪能できるし、
「瀕死から女装までなポール・ダノ」の気弱さと優しさとおどおど感と気概とお遊びと、むーっちゃキュート満載も溢れんばかりに詰まってます。
ポップな色合いと、最高の音楽もたまりません。夢想と現実。
それで、最後はご自身で体験してもらって、胸にどすっとされてきてください。
映画館にまたちゃんと観に行きたい作品でした。(音響いい映画館で!)
ジャパンプレミア参加ありがとうございました。
(感想UP遅刻申し訳ありません💦)