正直一月ほど前に予習で「トレインスポッティング１」を観た時は、この内容でどう続きを作るのかとかなり懐疑的だったけど、結果的には満足以上の出来だった。個人的には１より２の方が作品としてのレベルが高いと思う。
○良かった点：
✓ユアン・マクレガー始め登場人物達があまり老けていなかった。20年経ってあのルックスなら及第点以上。
✓音楽、旧作の頃の曲と現在の曲をミックスして、映画の内容と上手くリンクさせてた。サントラが欲しいというより、映画の映像とセットで聴きたいタイプの音かな。個人的に。
✓前作はジャンキー全開なストーリーだったけど、今作はジャンキー組とそうじゃない組にバランス取って、フツーの人でも感情移入しやすくなった気がする。
✓スパッドが、笑いも取れて悲哀を感じさせるいい役になったと思う。新加入のヴェロニカとセットでアクセントになってた。
✓旧作を引き継ぐ部分と新しい部分のバランスが見事。感覚的に35：65ぐらいな感じ。
○気になった点：
✓レントンとスパッドがクスリに手を出すシーンは回想シーンを除いてなかったと思うけど、中盤過ぎたのぐらいに一回だけレントンが打ってるようなシーンがあって、曖昧でどちらだったか分からなかった。あれ、ホントに打ってたのかな？
✓マラソンして丘を登りながら背景に街を見下ろすシーン、あの場所って実在するんだろうか？するなら行ってみたい。
✓この映画をより楽しむには、スコットランドリーグの歴史とジョージベスト等、サッカー知識が必要なんじゃないかと思った。（自分も好きだけど、毎年の優勝チーム覚えてるほどじゃない）
監督、自分の作った名作に今さら話を付け加えるのって勇気のいることだったろうけど、こんなに面白く仕上げてエライっ！
