原作は読んではいたが内容はほとんど忘れている。
確かに日本は格式社会だ。どこで生まれてくるか分からない。
監督はアメリカを選ばずポーランドを選んだ。この選択で意識の高い監督で分かる。
よく言われる、世田谷の事件とはモチーフを借りただけで、ストーリーは別、そして、黒澤の「羅生門」方式を使い、この事件の関わり合った人々、そして事件の全貌が見えてくる。
妻夫木のやる気の無さそうな芝居は、人に対する否定している芝居の様に僕は感じる。冒頭のシーンは特に印象的。このシーンが無いと、ラストは意味不明に見られるだろう。
あと、映像は日本人には出来ない映像。これは個人レベルではなく、国レベルによると思う。新作は今までのカメラマンじゃないらしいので、どんな映像になっているが楽しみである
2024/1/3 4本目