かすとり体力

ドラゴン・タトゥーの女のかすとり体力のレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.8
フィンチャー作品。
公開当時、テレビCMをばんばん打ってた記憶あり。とうとう観ました。

さすがフィンチャー、映画作品としてしっかりしている。
158分と長尺の作品ながら、全くダレることなくずっとおもしれぇ。

また、その要因の一つとして、リスベットのキャラが立ちまくってることが大きいと思う。
よくこんなギリギリのバランスの人物造形出来たよなー。
そしてそんな複雑な役を体当たりで演じ切ったルーニー・マーラにも拍手!

一応物語はミステリ―・サスペンスを軸として展開していくし、その謎解きパートとかもガッツリ面白く観られるんだけれど、

その割には謎の解明のあたりは結構さらっとしていて、そう考えると本作、そういった要素を背景としてリスベットという人間自体を描くことに主眼を置いているんだろうな。

ラストのくだりとか、胸を締め付けられて観てられなかったです。
(本作を観ていてそんな気持ちになるなんて想像だにしていなかった)

傑作ぞろいのフィンチャー作品の中でも、上位のほうに来る作品かと思いました。
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