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ビルマの竪琴 総集編のののレビュー・感想・評価

ビルマの竪琴 総集編(1956年製作の映画)
4.0
1945年7月、太平洋戦争末期のビルマ戦役で井上隊長率いる小隊の面々は、水島上等兵の弾く竪琴に合わせて合唱しながら行軍していた。彼らは日本の敗戦を知り、武器を捨てて投降することを決意。しかし水島はひとり隊を離れて、敗戦を信じないで籠城戦を続ける日本軍に投降を呼びかけることに向かった。しかし説得虚しく、日本軍は玉砕してしまう。その後、行方不明になったと思われた水島は僧の格好でひとり日本兵の供養をしていた……戦争モノのドラマ作品。

オウムに「おーい水島。いっしょに日本へ帰ろう」と覚えさせるシーンは井上小隊の面々が絶対に水島と共に帰るという意志が現れていてグッとくる。
そして返答と共によこした水島のオウムは「ああ、やっぱり自分は、帰るわけにはいかない」と話すというのが、水島は己の使命を自分自身に言い聞かせながらオウムに覚えさせたのかと思うとやるせない。
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