フライ

LOGAN ローガンのフライのレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
4.6
X-Menシリーズを見てきた者にとってこれ程残酷なストーリーは無いし心に響くストーリーも無いと思えた。
ヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュアートは言うに及ばず本当に素晴らしかったが、少女ローラ役のダフネ・キーンの表情と雰囲気が、残酷で悲しい世界観をより一層強く素晴らしいものに感じさせてくれた。

X-Menの作品事態が普通のヒーロー映画では無いだけに、これまでの作品を考えながら本作を見ると色々な思いでとても苦しくなった。ミュータントが産まれなくなった世の中と理由などは衝撃だったが、単純に映画の世界として片ずけるには、現実社会とリンクしている点が多すぎて自分達の住んでいる卑しく残酷な世界を表した様な世界観にとても衝撃を受けたし悲しくなった。そんなゲスな世の中で未来を救う為、自分の命を賭して繋げようとするチャールズとローガンの行動は心に響いたし、純粋に感動した。

終始観ていてとても辛く、ある意味近親者が亡くなった様な喪失感に泣きすぎて一部は殆ど見れなくなり間髪入れず2回目鑑賞してしまった。久しぶりの号泣作品だが、心から感動出来た。
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