狂気さえもリアル。
現実では絶対に見たくないリアル。
嫌な嫌なリアルだけれど、映画としてはとても見応えがある。
特に少年のキャラクター。
演技だけでは成し得ない、素質としての狂気性。
ただ居るだけの狂気。
伝染してゆく狂気。
呼び起こされる狂気。
役者陣のキャスティングから演出まで、音響音楽まで、ロケーション、美術まで。
中々の迫力です。
素晴らしい。
ただ、元気な時にしか観ちゃいけないし、
テンションが下がっちゃ困るタイミングでは、絶対おすすめしない。
ちょっと回復まで時間かかるくらいのバッドインパクトが強烈な作品。
でも、素晴らしい。
この作品自体は忘れるまでは再び観たくはないけど、役者陣の他作品はディグりたくなる、そんな作品。