くぼしん

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのくぼしんのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

籠の中の乙女をみて衝撃を受けた後、同作のレビューのコメントを見ると、『ロブスターや聖なる鹿殺しはまだストーリーがちゃんとある』というものがあったので、本作を鑑賞。
(同じ監督と知らず、両作ともに、次見るリストに入ってた)

感想としては、確かにこちらの方がストーリーの骨格は理解しうるものだった。
登場人物は同じくらい異常やったけども。

マーティンの怪演は凄かった。ダンケルクにも出てるらしい、言われてみるとらうっすら記憶にある。
ギリシャ神話で犠牲を求めるアルテミスの役。
感情の抑揚の無い恐ろしさがはまっていた。

ラスト、ボブが犠牲になるところは、子を持つ身としては辛くて見てられなかった(早送りしてしまった)

鑑賞中は、両親が自己犠牲を考えるフェーズが少し出てきた後に次の展開になるとばかり思っていたので、母や娘の媚びた態度の真意を理解できていなかった。ボブ以外はみんな普通の感覚では無いく、この感覚を監督は描きたかったのかと感じた。

面白かったものの、子供が悲惨な目に遭う映画はあまり見たく無いかなー…
(大人はいいけど)