枯井戸星

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険の枯井戸星のレビュー・感想・評価

3.1
妹が00年以降のドラえもん映画はもうカチコチだけ観ておけばいい、というので観た。

脚本がちょっと信じられないくらい酷くて驚いた。
偽ドラのくだりはつまらなくはないが、クレしん踊れアミーゴという素晴らしい先例があるのでさすがに見劣りする。
けっきょく、冒頭でドラミの忠告を即座に無視するくだりが一番面白い。

だが、意欲的な映像はあっぱれで、観て損した気にはならない。
それになぜかこの映画のドラえもんはかわいい。

妹曰く、新ドラで最後まで真面目に観ていられる数少ない作品なのだそうである。
たしかにひみつ道具博物館とか空の理想郷は子供を舐めてる感が強くて結構呆れてしまったので、納得。
たしかに、緑の巨人伝、これ、地球交響楽は、どれも変な映画なので、おすすめできる。
いや、これと緑の巨人伝は普通にはお勧めできないが。

90年台以前のドラをこれからたくさん観ていきたい。