オーウェン

遠い夜明けのオーウェンのレビュー・感想・評価

遠い夜明け(1987年製作の映画)
4.0
アパルトヘイト撲滅に挑んだ黒人運動家スティーヴ・ビコ。
そのビコを取材したウッズとの二人の友情を描く伝記もの。

アッテンボローらしく細部にこだわりを見せて埋もれてはならない歴史を描く。

前後半に大きく分かれるのだが、まずはビコの人格や運動の経緯。
ここではやはりデンゼル・ワシントンの存在感が図抜けている。
演じる人物にしっかりと息を吹き込んでいる。

一方後半はウッズとその家族の国外脱出をスリリングに描く。
恐らく話的には前半だけでまとめた方がしっくりくるのだが、原作が元なだけに後半が必要なのだろう。
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