tiffにて鑑賞
北欧って憧れを抱かれがちだけど、やっぱり差別や格差は普遍的な問題としてスウェーデンにも存在している。
そこを悪として描くでもなく、同情させるでもなく、一人の少女の目を通して淡々と追…
東京国際映画祭
難しい話。
彼女が自由を求めることに誰も遮ることは出来ないし、批判も出来ない。
可哀想と思うのも違う。
でも確かにそういう社会があったし、現在もあるってことを知るのはとても大事だと…
第29回東京国際映画祭にて。
1930年代のスウェーデン、劣等人種として差別されていたサーミ族の少女エレ・マリヤの物語。
どうすることもできない現状に苛立ち、外の世界への脱出を試みる少女の成長を…
東京国際映画祭 3本目
「コタンの口笛」の橋本忍のドロドロした灰汁を除いた以外は無添加という仕上げでの知らなかったスウェーデンの黒歴史と共に北欧の少数民族のことを学び美しいヨイクの響きに触れる。灰…
東京国際映画祭2016にて鑑賞。
美観のラップランドに住むサーミ人。顔にノギスを当てる行為は彼らへの差別が自然人類学的な偏見に根差す事を端的に放つ。凛とした力強い行動と少女らしい行動の間の揺れに胸…
このレビューはネタバレを含みます
北欧一帯に住むサーミ族という人々が1930年代にスウェーデンからの厳しい同化政策と屈辱を受けていた頃のある少女の話。あるサーミ族の女性が亡くなり、スウェーデンの都市から彼女の姉一家が呼ばれる。しかし…
>>続きを読むえてして人間というのは異質なものを蔑視してしまう。
トナカイを遊牧して暮らすスウェーデンの少数民族のこと、知りませんでした。
寄宿学校に入れさせて、劣等民族だからと部族の言語を使わせないようにした…
第29回東京国際映画祭コンペティション作品。ラップ人、サーミ族について不明にして無知でした。日本人にとっても重いテーマの一本。血統という視点でも普遍性を有していて、112分の上映時間中、様々なことを…
>>続きを読む日本で言う部落差別なのかな、と。
QAで主演の彼女が自分の部族に誇りを持っているし、今は持っていい時代。って言ってて、持っちゃいけない時代なんてないけど、それを発信している姿勢が素晴らしいと思った。…
2016年劇場鑑賞94作品目(TIFF コンペティション)
劣等人種と差別されるサーミ族に産まれたという自身の運命を背負いながらも運命を変え、自分らしく生きようとする少女。そんな彼女に様々な立場か…
(C)Sophia Olsson