加賀まりこの松竹ヌーヴェルヴァーグ、小悪魔的な役柄、このキーワード全部私のツボだけど、昭和的センセーショナルと変態性の描き方はそこまではまれなかった。とはいえ加賀まりこと八千草薫さんの相反する美しさ…
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本日の巣ごもり鑑賞。
川端康成の描く怨念と情念の世界を、静謐な京都、鎌倉を背景に描く。
当時20代前半の加賀まりこの、美しさと魔力的な妖艶さを併せ持つ姿が、師匠(女流画家)・八千草薫の人生を狂わせた…
嫉妬は憑きもの。若き熱情。家庭を破壊してやる。誘惑なんて訳ない。代理出産結婚詐欺入水心中。写真を抱いた遺骨。山奥の粗末で素朴な思い出の墓。いるかに餌やりして外は雨や雪の窓辺。肩に埋まる眼差しは遠く決…
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