川島雄三という監督さんの作品をそれほど観ているわけではないので、大きなこと言えないのですが、この「風船」という映画を観て感じたので書かせていただきましょう・・・自分の備忘録ですので、悪しからず
ズ…
主人公の名前が村上春樹。それはともかく、全員が主役のような存在感。もちろんクレジットでは森雅之・三橋達也がトップに来るのだが、誰が主役というよりは全員が互いのキャラを引き立て合い、一つのドラマを回し…
>>続きを読む大佛次郎の原作は一種のニヒリズム現代文学として評されたようで、本作も今村昌平が脚本を共同執筆している為か、川島雄三の重たい方ばっかり全面に出ている腹にもたれる映画ではあった。
言ってみれば、小津安二…
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左幸子と芦川いずみの邂逅、『あのこは貴族』じゃん(逆)。北原美枝はさながらゼンデイヤ。戦後の日本を舞台に、持てるもの持たざるものの不均衡がベースにあるが、出てくる人々は誰もが根源的な生への不安を抱え…
>>続きを読む川島雄三は、この作品でなにを語りたかったのだろうか。
北原三枝はこういった役所が似合う。そう、裕次郎の妻とは別人とおもいたい。中原淳一の絵をおもわせる思いっきりなで肩の新珠三千代やとびっきりモダン…
「金というやつ、生活に入り用だけある分には良いがそれ以上になると人間を腐らせるだけのものなんだよ」
クソ男代表のケイキチ、人のものを壊したのを謝らずに「壊れやすいものが好きなんだな」は流石に草
岡…
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川島雄三4本目。
群像劇だが全てが混ざり合うわけではないので、ちょっとぼやけたような印象で終わってしまった。
東京編の登場人物については、彼ら彼女らの行動理由を一々考えなくてはならない煩わしさがあっ…