ポスターの絵面とか俳優のレベルとかは「メッセージ」なんかより、よっぽどＳＦ超大作になりそうな感じなんだけど・・・どうしてこうなった？「ゼロ・グラビティ」で味付けしているとはいえ、内容的には「エイリアン」シリーズと大差ない。主役たるケルビン君もイマイチ形状が安定しなくてキャラとして弱い。
ジェイク・ギレンホールは、ふつうにしててもやっぱりどこか異常な雰囲気を漂わせていて、個人としては凄いんだけど、作品としてみると使いどころが難しい。これまで観た中だと「ナイトクローラー」とか「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」の方が、彼の特性を上手く活かしている気がする。
日本人的には真田広之がめちゃ良い役貰ってるけど、如何せん一般受けしない内容なのが・・・・日本の配給は売り方悩んだだろうなー。作っている側はバリバリB級のつもりなのに、下手に出演者が豪華な分、メジャー作品として売られてしまった不幸な作品という感じ。最後がああでなければまた違った売り方もできたのだろうけど。残念賞。
