のんchan

ネルーダ 大いなる愛の逃亡者ののんchanのレビュー・感想・評価

4.0
ジャケではなく内容のセンス好き✨
芸術文芸作品でもあるし、逃亡サスペンス劇でもある。面白かった〜🥺

【パブロ・ネルーダ(1904.7.12- 1973.9.23)】
チリの詩人、外交官、政治家、ノーベル賞受賞者。
チリの国民的詩人として知られ、映画『イル・ポスティーノ』の題材になった詩人がネルーダです。

日本人はそれ程馴染みがない名前かも知れない。しかし、私には興味深い南米、スペイン語圏、そしてガエル・ガルシア・ベルナルの作品(近年は追ってなかったので今作を見過ごしていたけど、過去作は殆ど網羅しているつもり😅)

難しそうというイメージがあったけど、冒頭からガエルのナレーションで始まり、ラストまで引っ張るので、飽きる事なく観終えてしまった。

1948年のチリ🇨🇱。共産党員のパブロ・ネルーダ(ルイス・ニェッコ)は反政府思想ゆえビデラ大統領に弾劾され、警察官ペルショノー(ガエル・ガルシア・ベルナル)が大統領からネルーダ逮捕を直接命じられる。
ネルーダは逃亡生活を楽しむかのようにペルショノーを煽り、その土地や人々に刺激を受けながら、詩集『大いなる歌』を完成させる。


主役のネルーダ役のおっさん(失礼)に興味が湧かないけれど、それがイイ。顔を見ないで字幕を追えるから😁台詞を見逃すとちょっと付いて行けなくなる感じありき。ガエルが画面に出た時はイケメンを堪能したけどね🥰

この作品の魅力の一つはネルーダの妻役をしたアルゼンチン女優メルセデス・モラーンの演技じゃないかな?
ネルーダは《女性を愛し、酒場を愛する享楽主義者》とされているが、そこの部分を奥さんの掌で操られている感じがまた面白かった☺️✨
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