海底でケージに閉じ込められた姉妹の恐怖を描くパニックスリラー。
《あらすじ》
メキシコで休暇を過ごす姉妹リサとケイトはシャークケージダイビング中、ケーブルの故障によりケージごと海底47mへと突き落とされる。迫りくるサメ、残り少ない酸素、通じない無線、絶体絶命の状況下で、2人は無事海面へ戻ることは出来るのか…。
《感想》
サメ映画というよりは海洋パニックもの。見ている間、自分自身も海底に突き落とされた感覚になり終始息苦しい。
サメがウヨウヨ泳いでいる中、急いで海面へ上がろうとすると潜水病になってしまうため、ケージの中で助けをただただ待つしか助かる道はなく、密室に閉じ込められた恐怖感も味わえる。海で沖に出るのが本当に怖くなる映画。
海底の暗闇から突如現れるサメはヒヤヒヤもの。この作品では、とてつもない大きなサメが出てくるわけでもなく、知能が賢くなった頭の良いサメが出てくるわけでもないが、海に潜ったらリアルにいそうなサメに襲われるという現実味のある感じが逆に怖さを増していた気がする。
最後の最後まで気の抜けない展開で、まさかのオチもあり、サメが出てくる映画の中ではそれなりに楽しめた。
