とりかも

ハウス・ジャック・ビルトのとりかものレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.0
主人公のジャックはテッドバンディのような手口で被害者に近づいて殺害し、エドゲインのように切り取った被害者の体の一部分で実用品を作ったり、ジェフリー・ダーマーの様に死体の写真を撮って、ロバートハンセンの様にハンティングを楽しむオールスターみたいなシリアルキラー。
徐々に犯行が大胆かつ雑になっていくのもシリアルキラーの王道を行っている。
が、ジャックは色々なシリアルキラーの要素を持っているせいか特徴がなくてあまりカリスマ性というか独自性を感じなかった。ジャックという名前からして特徴がないのが特徴なのかもしれないが。

個人的にに好きなところ
ウェルギリウスがそれぞれの殺人現場のシーンに「……いる!」みたいな場面。
白石 晃士の映画にありそうな画面の動きかたに笑ってしまった。

個人的に微妙なところ
神曲の版画が度々でてきたり、ゴシック建築を説明したりしてオマージュですよーみたいな感を出してくるのは導入としてわかりやすいけど、最後の方のジェダイマスターみたいなローブはやりすぎでは? なんか笑っちゃった。

まとめ
個人的にラース・フォン・トリアーの映画はメランコリアしか観たことが無かったので隕石のシーンしかわからなかったけど、過去作を観てる人はもっと楽しめるのかもしれない。
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