脱輪事故をきっかけに、整備不良ではなくトラックそのものに欠陥があるとして、真相究明のため小さな運送会社が大企業に立ち向かう。
小さな企業ながら責任を持ち、自分が犠牲になる覚悟で挑み続けた長瀬智也演じる運送会社社長や、会社のために内部告発したホープの社員さんなど、彼らの姿勢に胸が熱くなった。
幼い頃の話なので、リコール隠しで損害を免れるというとんでもない不正が実際にあったことは知らなかった。
それで事故が起きて死傷者が出たり、あらぬ責任を負う人がいたり、どれだけの被害が出てしまうことか…
実際彼らにとっちゃ責任なんて全部下がとればいいって感じだったのか、隠す道を選ぶしかなかったのかは分からないけど。
昨今でも似たような事件はあったように、明るみに出ていることも氷山の一角なんでしょう。
しかし、権力に屈せず不正を止めるために闘う人々がいて、そしてこうして作品が作られている。少しでも不正が少ない社会、腐らない情熱を持った人が生きられる社会であってほしいと思った。
キャストもびっくりするくらい豪華で見応え抜群。長瀬智也がかっこよすぎる。
冷静沈着にこなしつつ内には秘めた炎がある感じが、まさに好きな高橋一生だった。