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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男の先生のネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

「ダンケルク」の裏側の話。

カレーの戦いについて知らなかったので、もっと知りたくなった。

ゲイリー・オールドマンを楽しむ映画。ストーリーはありきたりで陳腐で驚きが無い。冗長的。どこで盛り上がるのだろう?と思いつつ見終わった。

国王との親交や、タイピストとのやりとり、奥さんからの激励、地下鉄の人たちからの声と、関係性はいいんだけど、いいいんだけど止まり。最後は白けてしまった。

チャーチル自体、首相になってなんのために徹底好戦したいのかわからない。予備知識として、ヒトラーを許さないからだけなのか?
和平交渉に揺れるための布石は序盤からあり、後半になってチェンバレンやハリファックスらの思惑により揺れるのだけど、歴史を知っている者としては、先の展開が読めてしまい、その戦うことを選ぶきっかけも周りからの励ましという陳腐さ。そこの演出がお遊戯会のようでついていけなかった。もっと序盤からどれだけ嫌われていたかという対比をもってきて欲しかった。

全体的に暗めの照明と狭い密室シーンばかりで息苦しさばかり感じた。

良かったシーン
・タイピストの兄の死を話すところ
→タイピストの悲しみと怒りを感じられた
・チャーチルの元に訪れる国王
→チャーチルがベッドに腰かけるところで、横に一人座れそうに座っているので、そこに国王が座るのだろうと思ったら案の定。
・チャーチルがタイピストに対して不満や文句を言うシーン
→チャーチルの傲慢さや自分勝手さが出てて良かったが、別の形でももっと見たかった
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