1000年以上先の未来を描いた壮大な世界観と凄まじい発想のSFファンタジーは、これ迄に無い面白さを感じたが、少し説明不足にも。
量子エネルギーを使った世界を破滅に導く60分の最終戦争から1000年以上経った世界と言う凄まじい未来を描いた世界は圧巻。超巨大移動都市ロンドンが小さな移動都市を食べて動力源にする発想は、驚嘆してしまう面白さが。完全な階層社会での主人公の女性の悲惨な身の上や彼女を助ける男性との感動的なロマンスとアクションも楽しめるが、個人的にはそれを取り巻く壮大な設定と抗争の方に興味が湧き、CGを駆使した繊細で凄まじい移動都市や空中都市、巨大な壁都市などワクワクしながら鑑賞していた。ただ2時間と言う枠では収めることの出来ない、壮大過ぎる設定故の説明不足を感じてしまい、補足が必要にも思え少し消化不良にも感じた。
可能であれば原作を読んでから見た方が、しっかりとした背景が見えてくると思えたので機会が有れば是非読んでみたいと。
