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ソウルメイト/七月と安生のalyssaのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
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韓国版を楽しみにしつつ、まずオリジナルを観てみた

相手の影を踏めば一生一緒にいられる

互いに憧れ、補完しあっているからこそ、相手に足りないものがわかっていて、弱みのど真ん中に棘を刺すことができる

傷つけあうことが上手くなっていると気付いた時の虚しさ
共倒れしてしまいそうな危うい関係

価値観も、置かれた状況も、追い求める生き方も、何もかも違う

安生、七月、お互いが辿った人生を交換したように生きてみる
影を追いかけるように

再会した時には、互いを恨むこともなく、幸せを心から喜べるようになっていた
だけど、一緒にいることを選ばなかった

時が経ち、以前の自分の言動をひどく後悔することもあるけれど、愛情を持っていたのも、憎悪が溢れて相手を深く傷つけたのも、全て確かにその時の「自分」だったから

見て見ぬふりをしてきた部分もある

元通りになろうなんて願わない

お互いにとって、必要な存在だけれど

わだかまりがあった当時の2人をお互いが理解する頃には、それぞれ自分の人生を生きていて、もう隣にはいない

ただ、遠く離れた場所から、幸せでいてほしいと、これでよかったのだと少し自分にも言い聞かせるように、時々相手を想う、それだけ

独占欲でもなく、単に1人の男を巡って引き裂かれた友情でもなかった
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