しょうやん

シェイプ・オブ・ウォーターのしょうやんのレビュー・感想・評価

3.7
GEOでレンタル鑑賞。
斉藤和義くんが、「良かった」と、何かで言っていたので、借りてみた。

かなりな古典「大アマゾンの半魚人」と、「スプラッシュ」の男女を入れ替えたものをミックスした感じの作品で、音楽も良く、かなり楽しめた。
ファンタジーラブストーリーに分類されるが、ちょっとダークな大人の寓話で、ティム・バートン監督の「シザー・ハンズ」を思い出させる。
1962年、冷戦下のアメリカが舞台。首に幼少期からの傷を持つ孤児で唖者の主人公イライザ、彼女を助ける黒人やゲイの友人、そして異形の半魚人。マイノリティな彼女らと、アメリカ白人の対立の構図に、ハラハラ、ドキドキする。
捕まえられて虐げられる異形の者(蔑まれてるが、実は神の領域の能力者)と、非力だが愛溢れる女性、権力からの逃走、どれも好きなもので、上映当時に劇場で見なかったのが悔やまれる。
しょうやん

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