カイル

ボヘミアン・ラプソディのカイルのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
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クイーンの活動時期は、僕の青春時代に重なるのでよ〜く知ってます。

ただ僕はアメリカ派で、同時代やと南部のレーナードスキナードやZZ TOP 西海岸のドゥービーブラザーズやリトル・フィートのファンでした。
それでもクイーンの曲は、一度聞くと耳に残って、次聞くとああクイーンやと、すぐわかんねんな、それが不思議。

前半は、とにかく面白いシーンもあるのに次に興ざめというかがあって、また「おっ」と思わしといてまた下げる。
例えばブライアンメイが、We will rock you の思いつきを話す場面がある。ああ そういうことなんか、と思った後 なんか、よくないのよね。また、、。

フレディマーキュリー個人に焦点を当てすぎなんやろね。まあ主役やし実話に基づいているからしゃーないけど。
正直ここまでは「退屈」。

最後の30分くらいかな、ここでモヤモヤ感が一気に吹き飛んでいく。フレディが、ジムハットンを探し求めるシーンからライブエイドまで。そのほとんどは、ライブシーン。

曲と歌詞が、それまでのストーリーに、ぴったり重なり、クイーンファンでなくても涙ぐんでしまう。

この最後の30分のために、モヤモヤ感を観客に貯めさせていたとしたら、この監督天才かも。
カイル

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