『死霊のえじき』のリメイク映画。あまりにネットの評価が低いので期待せず観たんだけど、そこそこ面白い。
『死霊のえじき』から継承しているのは
・主人公は女性
・ゾンビのはびこる世界で、軍の基地に僅かな人間たちが立てこもっている
・知性のあるゾンビ
ぐらいで、かなり別物。
知性の残っているゾンビ、マックス（ジョナサン・シェック）はなんと主人公ゾーイ（ソフィー・スケルストン）のストーカーなのだ！
ゾーイがマックスにはゾンビ化を食い止める抗体があると考え、採血するシーンはなかなかいい。
ゾーイ「落ち着いてマックス。私が欲しいんでしょ？ ここにいるわ。あなたのゾーイよ。私のためにこんな遠くまで来てくれたのね。私に触られるの好きでしょ？」
と語りかけるのだ。さらに採血中、マックスはベローンとゾーイの顔を舐める。
最高じゃないか！
本作はゾーイとマックスの愛憎の物語なのだ。
ゾーイのせいで次々と仲間たちが死んでいくクソ展開もツッコミを入れて楽しめる。「ゾンビ映画としては水準点」と評価したい。
