dumpkindonuts

リバー・オブ・グラスのdumpkindonutsのレビュー・感想・評価

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)
3.7
「撮影当時、撮影許可料が払えず、警察から圧力を受けながらゲリラ撮影で完成させた作品となった。」(UNEXTより)らしい。1997年作。

ケリーライト監督は、この世界のたった1人の映画にもならないようなちっぽけな人生を、主役として撮ることに意義を見出すような作品を取るなあと。「Showing Up」を手掛けた監督さん。

犯罪者でも殺人を犯したわけでもない、何の存在にもなれない。自分を形容する社会からのレッテル。逃げたいのに犯罪も犯せないしお金は無い。完全に逃げ切る破天荒な度胸を持てないことへの息苦しさ。
フロリダの街並みも要素であるロードムービー。全てのカットをスクショしたい。