片腕マシンボーイ

霧の旗の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

霧の旗(1977年製作の映画)
3.5
キュートな百恵ちゃんが復讐の鬼と化す!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
あれ?どうせ百恵ちゃんが可愛いだけのポンコツミステリーやとハードル下げてみたらば、全然悪く無かったよ!百恵道に光明が?

たった1人の家族であったお兄ちゃんが強盗殺人の容疑で捕まったよ!百恵ちゃんは遠路はるばる東京の高名な弁護士先生のとこまで兄の無罪を証明してほしい!とお願いに
しか〜し、この業突く張りな糞弁護士、ワシは数々の事件で無実の人々を救ってきたんよ!なんてエラぶりながら、でも貧乏人の弁護は引き受けられんのよねぇ、なんて相手にもせず
そうこうするうちにお兄ちゃんは獄中で無実を訴えながら非業な死をむかえるよ、スンスン
数年後、再び百恵ちゃんは東京にいた!兄ちゃんの無念晴らさんではおれんのよ!…って話

なぁんや、百恵ちゃんのんって、結局は友和とちんちんかもかもなって終わる話ばかりかと思っていたらば、こんな百恵ちゃんが復讐鬼と化すのんもあるんやね!つってマシンボーイは小躍りしたよね
そうな、友和はな、例の高名な弁護士先生んとこにワケあって出入りしているんやけどもねぇ、まぁ当然のごとくそこに訪ねてきた百恵ちゃんにお熱になるわけよ!んでな、弁護士先生にあしらわれた百恵ちゃんに近づこうと甘い言葉をかけるわけです、僕が協力するよ!僕が先生に頼んであげるよ!
でもな、百恵ちゃんはお兄ちゃんの事で頭がいっぱいで、アホな友和の事なんて気にする余地もないんですわぁ

そうな、そんな影薄友和に変わって百恵ちゃんとがっぷりよつなるんが、弁護士の三國連太郎よ!ひゃー!
そうな、何度も言うけども、この三國連太郎弁護士先生はな、腕利きで大事件を次々担当する超有名弁護士なんやけどもね!なんと…予定いっぱいやし、君お金無さそやし、ちょいその依頼うけるんムリ〜、うんムリ〜、つってにべも無くお断り!
え?そんなことある?百恵ちゃんが直接お願いしにきているんよ?マシンボーイが弁護士先生ならば百恵ちゃんに頼まれたらタダでもやるじぇ!つってほっぺ落ちそな顔で快諾するよなぁ!ちぇ〜ちょい今年の司法試験うけようかなぁ?留学してアメリカの弁護士資格とろうかなぁ!
しかし、その百恵ちゃんの依頼すら金がなきゃ弁護しない堂々たる断りっぷりに、まぢ流石は三國連太郎!とはなったけども…もちろんマシンボーイは百恵ちゃんの味方やからね!ひゃー!この高慢チキのおたんこなすめ!つってマシンボーイも昭和風に罵倒浴びせたいうんよぉ

でもな、お兄ちゃんが遂に獄死して数年後…百恵ちゃんの静かながら真綿で首を絞めるような復讐計画が実行に移されてからはな!うひゃー!流石の三國連太郎も冷静に紳士ぶっている割に、内心キリキリマイさせられていてな、マシンボーイはもうゲラゲラよ!やったれ百恵ちゃん!
特に百恵ちゃんに部屋に連れ込まれた挙句にコタツで正座しながら童貞のごとくオドオドする三國連太郎よ!最高!

ちなみに他にも大和田伸也とか石橋蓮司とか豪華キャストの中で、百恵ちゃんのお兄ちゃんは関口宏…、司会者以外の関口宏はじめて見たかもしらんわぁ、まだ前髪も黒かったぞぉ、パジェロパーティーも催しておらんかったぞぉ