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東京★ざんすっのvivoのレビュー・感想・評価

東京★ざんすっ(2001年製作の映画)
2.0
スケールの問題ではなく、質感が映画ではなかった。ただ、作り手の個性は活きていて、それぞれの監督の“思い”の一端を発見できるところは面白いかも。松尾氏のメッセージにはなるほどと思ったし、野沢氏のぎりぎりな世界は網膜に残る。陣内氏の作品の完成度はそれなりに高くて感心した。そして、日比野氏は言葉が印象的だった。「部屋の中にいると遠近感が無くなる→階段を上れなくなる→向こう側が見えなくなる→今が意味を失う→今に意味を持たせたくて向こう側を見ようとした→階段を上った→・・・」、言葉を追いながら、ふと遠い場所へ思いを馳せてしまった。正直、作風は少し苦手だったが。
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