このレビューはネタバレを含みます
ハングマン、お前は本当に大したヤツだよ…！ 一番いい時に一番いいところを持っていきやがった！ そして「吹替: 中村悠一」の何と素晴らしいことか。パウエルさんの生意気な表情筋にぴったりな煽りボイスに惚れ惚れする。彼の吹替はこれからも中村悠一で是非。
お話としては「遺族はそれで納得するか？」「言い訳は彼の遺族に言え」に痺れた。それを台詞にしてくれたというだけで、個人的には100点満点くらいの満足感。そういうシビアな世界で彼らは生きているのだと、たった一つのシーンで伝わった。
ご都合展開な感じもあったが、それでもいい、そんなことはどうでもいいと思えるくらい、私が観たかったものを見せてくれた。前作のラストでグースの認識票を海に捨てられたことにモヤモヤしたが、今作ではグースがとても大切にされていることが何より嬉しかった。グースの吹替が平田広明さんだと気付けなかったのは痛恨の極み。また観なくては。
