アイスランド映画、
というところに惹かれての鑑賞。
アイスランドって
世界で最も安全な国に
10年以上選ばれ続ける国で
近年は特に
性犯罪撲滅活動が盛んなんだそうで。
そんな国で起きた幼女殺害事件を描く映画
ちょっと気になるじゃないですか。
いわゆるフーダニット、
つまり、誰が犯人なのか?が主題ですが
この作品を観る意義は
犯人を割り出す過程にある気がします。
一度性犯罪を犯したら
ことあるごとに呼び出され、聴取を受けて
職場への配慮もされず
無罪だろうが有罪だろうが
再犯の可能性があろうがなかろうが
一生苦しむ羽目になるんだなあ、と。
それが良いか悪いかではなく
文化の違いを感じるにはもってこいの作品。
トーンは暗いです。
気持ちが晴れるシーンなど
最初から最後までありません。
でも
主人公の女性刑事の苦悩や
個人的な葛藤と
職業的意識の高さなどはイメージがしやすく
ただ重いだけではなかったです。