肺癌第4ステージを医者に宣告されながらも、作り上げた現時点大林宣彦監督最新作。肺癌宣告されたが、むしろ監督はホッとしたそうだ。原作者の檀一雄に近づけると。
圧倒的な映像美と純文学的で美しい台詞、祭とそれぞれの人間が命を燃やすコントラストが素晴らしい。観終わった後はもはやメッセージとしては戦争反対の言葉しか残っていないが、鑑賞中は、まさに考えるな感じろと言わんばかりに、映画にのめり込まされる。自分と映画、現実と映画の境界線が感じられないくらい夢中になった。
この作品も粗筋等は不要と言えるほどの体験が出来る。全世界の人々に百年は観続けていって欲しい作品。
