片腕マシンボーイ

続・サザエさんの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

続・サザエさん(1957年製作の映画)
3.3
ぐふぅ…ノリスケ(仲代達也)出番無しだぁ!スンスン

いまだに独り身でお転婆なサザエ、まだまだ結婚する気なんかありませ〜ん!なんて豪語するも、同窓会で学友達の旦那さんとの惚気話を聞かされなんだか悔しくなってきたぞ!こうなったら花嫁修行やったるわい!フグタさんと結婚したるわい!って話

まぁ今観るにはあまりに設定が前時代過ぎて付いていけないのも確か、まだ20代のサザエやが同窓会で御学友の皆んなが皆結婚しているんもあれやし、今時の同窓会なら旦那との惚気やなくて旦那の悪口で盛り上がりそうなもんやし
ちなみに御学友の惚気話ん中でも関取の旦那さんとのエピソードは、くぅ…マシンボーイでさえ妬ける可愛らしさ!ってか関取ゲットって凄いなぁ!十両でも今の時代なら基本給1000万軽く超えるし、番付が上がれば上がるほどどんどん増える!さらに賞金!懸賞金!ご祝儀!
くぅ〜……サザエ!ほんとにマスオさんでいいんか?って言いたいとこやが、マスオも30前で営業課の係長かぁ!サザエってばなかなか良い男捕まえたもんやでぇ

ちなみに本作にノリスケ出番無しと言ったが、ノリスケの奥さんは出てきます、タイコさんやなくてミコちゃんでしたが……、タイコさんは2回目の?
そしてついに伊佐坂先生の登場!なんか伊佐坂先生もおかるさんもアニメに比べて気難しそうで嫌な感じやし、いかんせんハチが出てこなくて残念やったよね!

アニメに比べてと言えば、フネさんのど根性お母様っぷりは2作目でも健在、毛量に比例し存在感薄い波平に代わりサザエを叱りつけたかと思えば、波平の頭を見て…「薄いっていうには無さすぎる」などと言う名言……もとい!暴言まで吐く始末

そいえば本シリーズでサザエを演じる江利チエミさんは今で言うアイドル的な人気で女優業のみならず歌手としても人気があったそうで、同窓会の余興といい、気分がノッてくりゃとりあえず歌いまくるサザエさんに、ひゃー!サザエさん歌上手かったんやなぁ…って感心したぞぉ
そいえば昨日のサザエさん(アニメ)ではサザエさんが華道に茶道に大活躍していたな、本作(実写)のサザエさんは粗野で家事もまともに出来ねぇし、ちょっとサザエさんのキャラ設定がよくわからんくなってきたなぁ!