メル

ペット安楽死請負人のメルのレビュー・感想・評価

ペット安楽死請負人(2017年製作の映画)
3.7
六本木で行われているフィンランド映画祭にて。
上映前にフィンランド大使やプロデューサーの舞台挨拶が、上映後はプロデューサーとのティーチインも有りラッキーでした。
東京国際映画祭で脚本賞を受賞でき、カウリスマキ以来ニッキ監督が2人目で嬉しいと言ってました。
因みに司会はシルック姉さん。

作品としては色々と刺激的かつ狂気(笑)

飼い主の勝手で安楽死させられるペットたち。しかし、あれが安楽死と言えるか…という疑問(笑)

そして何処にでもいる、無駄なエネルギーばかりあって思考力の無い男たち。
後半に主人公が漸く自分について少し語るけど、もっとそこに切り込んで欲しかった。

愛犬家、愛猫家には辛い場面がありますが、撮影に際してペットの虐待はしていませんという注意書きがありました。

作品の中で流れるテーマ曲は英語曲をフィンランド版にしたもので、フィンランドでは結婚式やお葬式で流れる有名な曲だそうです。
「狂うほど愛してる」という意味だけど、この作品にはぴったりだね〜とプロデューサーが言っていたのがウケました。

ある意味フィンランドの現実を切り取ってる感がありました。
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