せびたん

ルーザー ~サッカー愛は国境を超える!?~のせびたんのレビュー・感想・評価

3.6
偶然出会った3人の訳ありオジサンのロードムービーでした。
チリ、アルゼンチン、ペルーの合作映画でして、3人のオジサンはそれぞれの国からひとりずつ選出されてました。

観終わった後の感じ(読後感的なやつ)は、癒し系?ビオトープ系?でした。よくできてたので邦題の付け方や推し方しだいでもっと多くの人に観られたんじゃないかなって思いました。

けど物語はラテンアメリカの語り方といいますか、私たちが馴染んでいるアメリカ映画の語り方・描写の仕方とは違っているので違和感持つ人は多いかもです。私は好きでした。独特の人間臭さがにじみ出るような感じでしたし。コメディでしたし。

起伏のない地味な物語といいますか、歯磨きするシーンも殺人シーンも同じテンションで描くところが私好みでした。



以上が感想です。
ちなみに最初のほうの粗筋はこんな感じ(↓)。
Netflixでしか観れないっぽいです…。

チリで教員をしているオジサン(チリ人)が抽選のような何かでブラジルワールドカップ決勝戦のチケット(2枚組)を当てたので奥さん(アルゼンチン人)と行こうとしてたのに、アルゼンチンにある奥さんの実家を訪問してるタイミングで奥さんから離婚を言い渡されます。
やがて街なかでなんとなく知り合ったタクシー運転手兼セラピストのオジサン(アルゼンチン人)を誘って一緒に車で行くことになり、さらにアマゾン流域のジャングルで別のオジサン(チリ人)と知り合い、3人で決勝戦を見るためにブラジルを目指すけれど、実はチリ人のオジサンはヤバめの組織の構成員で組織に追われていて……。
そこにブラジルの美術館で盗まれたという懸賞金のかかった美術品がからんできて……。
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