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15時17分、パリ行きのmfのネタバレレビュー・内容・結末

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルからしてネタバレだし、簡単なあらすじ読んでもネタバレ。実際に序盤の段階でオチが分かる構成になってるんだけど、話が分かっていても問題ない、最後には魅せるぜという強気なイーストウッド御歳87歳。

落ち着きがなかった幼馴染達は大人になり人を救いたい想いで軍隊に入るも、上手くいかないこともあったが、アムスからパリ行きの列車の中、テロを防ぎ乗客を救う。シンプルな話。

分かってはいるのに、彼らの格好良さに魅せられボロボロ泣けた。凄い演技力だと思ったが、出演者本人と言うのだから驚く。
何気ない中盤の旅行のくだりも、振り返ってみれば彼らの"普通さ"を良く表していて、特別な人の行動ではないという描写を際立たせる演出だと分かる。その行動は最後の栄誉賞授賞式の大統領謝辞に繋がる構成になっている。

上手くいかなくても腐らずに努めれば、いつか誰かの力になる事もあるんですね、良作。
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