見るのは映画館ぶり。今見ると公開当時はよく理解していなかったと思う。ひとつ屋根の下で暮らす血の繋がらない家族は、いったい何で繋がっていたのか。お金、愛、同情？たとえ生きるためでも万引きは犯罪だけれど、皆で団欒したり、遊んだりしているシーンを見るのは他の家族と変わり無くて微笑ましく思える。役者達も決して演技をしていない風に見える自然さ。尋問のシーンは素晴らしいと思う。祥太が家族は家で勉強できないやつが学校へ行くんだと言うシーンと樹木希林が笑顔でパチンコ玉盗むところが印象的だった。果たしてこの家族は出逢ってはいけなかったのか？許されるのか？そして家族達はこれからそれぞれどう生きていくのだろう。未来は決して明るくは無いだろう。
