青い妖精

ペンギン・ハイウェイの青い妖精のネタバレレビュー・内容・結末

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

始まってすぐ男の子がおっぱいの話してたから見るのやめた。でもペンギン気になるな…と思ってもう一度見始めた。想像していた内容ではなくて、結構影がある話で考察も必要で難しいんだけど、後半30分くらいはずっとこのまま終わらなければいいのにな〜って思うぐらい不思議な気持ちになる映画だった。最初は海がある場所に恋焦がれてるお姉さんが作り出した物体(丸い海)なのかな〜と思った。海に対する感情を表した映像(窓から見える海)が綺麗で惹かれた。

お父さんが言ってた巾着の内側と外側の話を聞いてから考えたのは、お姉さんと海(丸い球体)とペンギンは巾着の内側の存在でその内側(丸い球体)から離れると消えてしまう。お姉さんにとっての海(故郷の海)は現実にあるのではなく、手が届かない巾着の外側を比喩したものなのではないか…。でも巾着の内側(丸い球体)が広がれば広がるほど男の子が住んでいる巾着の外側は消えてしまう。だからお姉さんは海を見たい(ペンギンを食べていた化物の)気持ちもあったが巾着の外側を守った。(ペンギンを生み出して内側である海の球体を食べたのではないか)


ペンギンがいっぱい出てくるだけで割と幸せ映画だけど、見た後スッキリできる映画だからまた見返したい。
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