このレビューはネタバレを含みます
え?!おっこが若おかみに!?みたいなチープな話でしんどい感じかもと冒頭予感したけどちゃんと見応えありました。
きっと教育にいいストーリー。小学校の授業で見せたらとっても良いと思いました(水領様の入浴シーン以外)。ライバルの真月などキャラクター設定がちゃんと王道にそっている。偉人の名言持ってくるのとかちゃんとかわいい。おっこの差し迫った感情を斜め上から広角で写す画角描写がときおり見られおもしろい。
車に乗るとそうだよね、思い出しちゃうよね。辛いよね。ウリ坊や美陽がそばにいてくれる。
幼さがゆえに見えるユーレイたち、父母を亡くしたおっこが若おかみとして成長してひとり立ちしていくことで次第に消えていってしまつウリ坊と美陽。悲しさもあるけど、こうして大人へと成長しているんだというか、見ていて親の気持ちになるというか、健気で頑張り屋で、愛しくなる。
レストラン、医食同源、元は同じ、食事で健康になってもらうこと。薄味すぎて病院の味と変わんねえよというお客さんのためにライバル旅館と手を組むおっこ。いい伏線回収。「うまい!」というお客さんの声感動しちゃったな。しかしそのお客さんは両親を亡くした事故の運転手という…。
「夢見ることができればそれは実現できる byウォルト・ディズニー」
花の湯温泉のお湯は誰も拒まない。すべてを受け入れて癒してくれる。という言葉も最後に効いてくる素敵な伏線回収。
「いいえ、私はここの、春の屋の若おかみです」