このレビューはネタバレを含みます
カーストや腐った政治に対する痛烈な風刺と捉えました。
舞台は80年代だけど、現在もこんなことはどこかで起こっていそうな恐ろしさがある。
チッティの難聴という設定がストーリーの重要な要素になっていて面白い。本人もちょっと捻くれてるので尚更。
プレジデントの存在感すごすぎ…
悪役がハマる人って本当に魅力的!
兄弟も微笑ましく可愛かったので後半との落差が…ッ
人前で言えないけど、プレジデントの最期が私としてはかなりがっかり。
せっかくあれだけの存在感で冷酷非道の悪役に描いたんだから、最期までその姿でいてほしかった…
え?逃げるの?って拍子抜けしてしまった。カタルシスを期待しすぎた。
でも最初のミスリードの種明かしはゾッとしたし、最後のオチはえ?そんなことで?みたいな軽さだったので、やるせなさと虚しさが際立っていて良かったと思う。