あつぼう

シムソンズのあつぼうのレビュー・感想・評価

シムソンズ(2006年製作の映画)
4.0
カーリングのルールがわからないと思ってこの映画を敬遠してる人は考え直して下さい。映画の中で凄く丁重にルールの説明があるから大丈夫です。自分もルールを知らずに観たけどカーリングの奥の深さにビックリしました。さすが氷上のチェスと言われてるだけありますね。今度の冬のオリンピックの時は、カーリングを楽しめそうな気がします。

女の子の青春映画って可愛いですよね。
カーリングをはじめる動機からしてミーハーな感じがして良かった。ストーリー的にも使い古された感じがするけど、個々のキャラクターが魅力的なんで新鮮さすら覚えました。4人ともそれぞれのキャラを巧く演じてました。その中でも何事にも前向きでムードメイカー的な役割をはたしてる加藤ローサが良かった。いや良すぎました。ここまで演技が出来るとは意外でした。今さらながらファンになってしまったかも。
でもこの映画で一番良かったのは大泉洋!【常呂の恥】といわれてる男を演じてるけど、凄くいい加減なようで実は・・・。彼は顔の表情が豊かで喜怒哀楽が凄く激しく表現出来るんです。だから観てる方も感情移入してしまって一緒になって応援してしまいました。北海道といえば大泉洋って事でこの映画に出演したのかも知れないけどメチャクチャ良かったです。
サントラはJUDY AND MARY。これまた北海道ですね。

チーム名のシムソンズの由来を聞いて笑ってしまいました。これは観てのお楽しみです。それしにしてシムソンズの試合用コスチュームは可愛かったです。ジャケットの写真がそうなんですが、これで試合をするんですから可愛いです。

観終わった後に凄く爽快感が残る映画でした。
笑いあり涙あり、不覚にも最後にはホロリときてしまった。

流氷ソーダー飲んでみたい。
あつぼう

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