インゲボルグ・ホルムの作品情報・感想・評価

『インゲボルグ・ホルム』に投稿された感想・評価

ちょっとしんどくなるぐらい不幸の連続なんだけど、これが実話を基づいている話だと聞いて、さらに胸が苦しくなった。

ただ、この作品をキッカケにして、スウェーデンでは社会保障についての大きな議論が巻き起…

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マグロ

マグロの感想・評価

3.3

1906年の戯曲原作、シェストレムによる社会派ドラマ。

病により夫を亡くした家族。救貧院による支援ではさっぱり生活も出来ず、母親は3人の子供を里親に出すことに…な話。

ベルイマンがベタ褒めしてた…

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「霊魂の不滅」(1921)「殴られる彼奴」(1924)のシェストレム監督による初期作。”映画史上初めて社会派リアリズムの手法を用いた作品”。スウェーデンで大きな論争を巻き起こし 社会保障法の変更につ…

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ラストは救われて感動。
ベルイマンからラースフォントリアーにいたるまで、現北欧系の映画監督にいかに影響を与えたかわかる。
motherそら気狂うよな
子供育てられへん=死
これすなわち母性
flower for mother...!
kur

kurの感想・評価

4.0
シェストレムがなぜあまり色褪せないのかというのは、普遍的テーマを多用しているからでしょうね。
子供と別れて悲しいのはいつの時代も変わりませんから。

スウェーデンの大監督シェストレムの初期サイレント映画。画面は固定ルーズショットのみで抜きは手紙と写真だけだ。人物のアップはない。そのぶん人の出入りや動きがリズミカルである。ラスト、息子のエリック(ア…

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【詳述は、『妖雲渦巻く』欄で】劣化した無力に見えるフィルムの質·決まった展開は、自然にはみ出す味わい·可能性を現してくる。

ヴィクトル・シェストレム監督作品。
夫と雑貨店を開業したインゲボルグだったが、夫が心臓病で亡くなり、店も破産となり・・・という話。

貧困悲劇。ヴィクトル・シェストレムの作品は悲劇が多いイメージがあ…

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どれだけ働いても貧乏。病気になり破産するが、その破産手続きすら方法がわからない。子供たちとの別離、発狂、15年ぶりの再会など。
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